きょうだい児は、入院している子どものことが最優先にされ、劣等感や保護者からも十分な愛情や受けられていないと感じることもある。また、コロナ禍で家庭内感染予防のため幼稚園や保育園、学校などに行かせてもらえないケースもあり、入院児同様、本来等しく与えられるべき、遊びの機会・学びの機会が与えられていないこともある。そのため、入院児向けと同様、余暇支援は動画コンテンツをYouTubeを介して提供する。学習支援では全世代で利用率の高いLINEを用いてオンラインで行う。しかし、ただ勉強を教えるだけではなく、きょうだい児の話し相手になることについても力を注ぐ。
余暇支援
対象:病気の子どものきょうだい
支援目標:・子どもらしく「楽しい」「おもしろい」と素直に感じられる機会の提供。
・きょうだいが入院していることによるストレスの軽減をすること。
・普段関わらない人と関わることによるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上をすること。
活動内容:・ボランティアと利用者をオンラインで繋ぎ、余暇支援を行う。
・対象者が好きな時に利用できるようにオンデマンドコンテンツを充実させる。
・クイズ、折り紙、影絵、手品、バルーン、ダンス、音楽、その他様々な遊びの機会の提供を行う。
学習支援
支援目標:・成長発達の後押しをする。
・「学習できない」という不安感を取り除く。
・学習の遅れによる不登校の防止をすること。
・普段関わらない人間と関わることにより、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上をすること。
活動内容:学習ボランティアと利用者をオンラインで繋ぎ、学習支援を行う。